この記事は、ステマに近い要素を含みます。しかしながら、使用感に関するレポートはガチです。ご注意の上、お読みください。
ここ数ヶ月、オンライン、またはハイブリッドでの配信の相談が相次いでいる。
10月は、日本の自治体でおそらく最速のオンライン開催であろう、なにわ区民まつり、略して ON祭!をキャストします。
さてさて、自他共に認める機材好きですが、最近は歳とともに機材に対する欲求度みたいなものは弱くなり、憧れの機材!みたいな、いわゆるショーウィンドウのバイオリンに憧れるガラス越しの少年状態から遠く離れてしまった。
買える買えないではなく、買って何ができるかどうかの方が気になったのである。買うことがゴールになりやすい、憧れの機材。ここでは使用感に基づき、使える機材をご紹介していきたいと思う。
今日ご紹介の機材は、エレコム EX-G pro トラックボール
トラックボールといえば、みなさん懐かしい、まだマウスにボールが入ってたときに、中でコロコロ動かしていたものを思い浮かべるであろう。
機材的には全く新しくないトラックボールだが、今密かにブームなのである。
衝撃の使い難さ。
ちょっとした作業ではマウスに持ち替えてしまうほどの使い難さだ。
実際作業では効率が落ちた。が、普段のネットブラウズでのみ使用してみた。最近は主にGoogleドキュメントで書類を作ることが多いので、数時間使用してみる。
すると、痒いところに手が届かないのが分かる。ボタンが多いけれど、直感的に使いこなせない。
そこで、公式のユーティリティソフトウェアでカスタマイズしてみる。
段違いに使用感が上がった。少なくともGoogleドキュメントでは問題ないレベルで文字打ち→操作がスムーズに。
ちょうど度重なるゴルフの練習で手首を痛め、腱鞘炎になっていたのだが、手首の負担が少ない。あと机の上を移動させなくていいので、省スペースの環境下で使用しやすい。
どうせデザイン作業ではタブレット使うので、机のスペースは広い方だが、そこではマウスを使った方が早かったので、トラックボールの優位性は少なかった。
しかし、要は慣れ
親指でコロコロボールを操作し、人差し指〜薬指までクリックする。
マウス、特にAppleのMagicmouseでは、Magic track padとの併用で、かなりiPadライクな操作で慣れてしまっていたが、直感的であるがゆえに急に拡大縮小したりの誤作動が多くて結構ストレスだった。
本製品は、ユーティリティアプリがあり、結構細かくボタンの配置を変更することができる。
プリセットも保存できるし、何かと便利だ。
DTMでは、AppleのLogi Pro X を使用、映像編集では、FInal Cut Pro、Premiereを使用するのだが、タイムラインが中心のアプリは横移動が多く、タイムラインの拡大縮小に難儀する。
そこで、薬指に「Shift」を割り当て、ホイールを回して横移動や拡大縮小をしたり、ここで操作性が格段にアップする。マウスだと極端な拡大縮小時にマウスの動かす位置やトラックパッドの端に行き当たってしまって作業できなかったりする。
ましてや、配信現場なのでは机のスペースも広くないので、実質設置面積しか使用しないトラックパッドはカスタマイズすればするほど操作性、効率ともに上昇。
進む戻るボタンは、再生/停止、録音 など振り分け、キーボードで操作することも減った。
結論:修行すれば超絶快適
要は、Appleの設計のコンセプトとして「誰でも触れるもの」という思想設計に基づいているので、完成度は高く、他の追随を許さない(マウスのデザインは使いにくい)が、トラックボールは、正直手の延長のような機能を拡張することで、より効率的、直感的(直感の前提が違う)に操作できるためのもので、慣れるまでに1日くらいかかる。
時間があるときに、マウスの電源を落とし、1日苦悶しながらトラックボールの使用を試みてみることをお勧めする。
そして耐久性も良く、重量感もいい。ズレない。
そしてその先には、花の効率化の世界が待っている。
持ち運び用のポーチなんかもセット売られているので、なんでやろうと思っていたが、これは持ち運びたくなる気持ちもわかる。要するに、これでしか作業できなくなるわけだ。
さxあトラックボールに魂を売り渡し、夢の操作性の天国へ。