久々に電車に揺られながらブログ書き

皆さんは、何かの問題に直面したときに、解決のために答えをだそうとする、もしくは与えられた答えを実行しようと思いますよね

ルールや固定観念、常識などに照らし合わせて試行錯誤します。多分に漏れず、俺ももちろんその思考でしたが、最近ラテラルシンキングというのを知りました。

要するに、一つの考え方で深く結果に向かって考え続けるのではなく、答えはたくさんあると思って考えるということです。

水平思考とも言われますね。前提をなくして発想を広げる。あるいは既存のものを組み合わせて新しいものを作る。

ロジカルシンキングという言葉の対極の考え方ですね。対局なので補完関係です。どちらも必要。

自分自身も、なにかとこうあるべきという考えに取り憑かれて、苦しい思いをしました。だけど、ラテラルシンキングもやってたんですよね。その代表的なのがリミッツの競技内容です。

もちろん未完成ではありますが、この競技に参加するアーティストのアプローチがまさにラテラルシンキングです。

リミッツのルールは、制限時間20分で、レッドコーナーとブルーコーナーのそれぞれのアーティストとが、直前でルーレットで決定する具体的ワードと抽象的ワードを組み合わせた制作テーマをアートで表現して、視聴者の投票で勝敗が決定します。

テーマにあげられたものを描くのではなく、そこから発想し描くので、作品には制作過程の中にストーリーが誕生します。

視聴者は制限時間内にどちらかにのみ投票をしなければなりませんが、一度投票したコーナーを変更することが可能です。

なので参加者はただの表現では票を獲得できません。あの手この手で目線を奪い合い、伏線を貼り、なんの変哲もない制作テーマを壮大なストーリーに仕上げていきます。

まさに普段の熟考を重ねてじっくりと描くアート作品とは違い、ひらめきとストーリーで制作します。

その過程こそが作品という新しいスタイルのアート

…だと思っています。笑

もちろん、ロジカルなものがダメな事は一切ないし、絶対必要。ただ、もっと自由でいいじゃないというのがこのアートの面白いところです。

皆さん、名前だけ知ってるかたも多いかと思いますが、ぜひ一度ご覧ください。

リミッツオフィシャルウェブサイト

ラテラルシンキングということを知らずに、結果的に産まれたリミッツですが、こういった「答えが沢山ある」という価値観が今の世の中すごく大切ですよね。

クリエイティブ的にいうと

ラテラルシンキングは、訓練でその能力は鍛えられます。これはなぜなのか?他に例えてみる。など、思考の順番を変えてみることで、今苦しんでいる問題にも新しい気付きがあるかも知れません。

毎日がクリエイティブで溢れてあなたの生活が豊かになりますように。